サンクコスト効果とは?
サンクコスト効果とは、すでに費やしたお金・時間・労力に引きずられて、本当はやめた方がいい行動を続けてしまう心理のことです。
「もうこれだけ頑張ったんだから…」「お金を払ったんだから元を取らなきゃ…」という気持ち、誰でも一度は経験がありますよね。

あき
私は何度も経験ありますよ
サンクコスト効果っていうんだ
歴史と発見者
- この心理現象は、特定の「誰かが発見した法則」ではなく、1970年代以降の行動経済学や心理学の研究で体系化されました。
- 特に リチャード・セイラー(Richard Thaler) は、人は過去の投資に囚われて合理的な判断をできないことがある、と行動経済学の中で指摘しました。
- また、経済学では「コンコルド効果(Concorde Fallacy)」としても知られています。これは1970年代に登場した航空機プロジェクトの例から名付けられ、「もう投入した資金があるからプロジェクトを続けてしまう」という現象を示しています。
日常生活での例
- 為替投資:損しているけど「そろそろ反転するかも」と希望を持って続ける
- 飲み放題:元を取るために無理して飲む
- 高級自転車:高額だから元を取ろうと長期間乗り続ける

ひろ
これらはすべて「過去のコストに囚われて未来の判断がブレる」典型例ですね

あき
飲み放題とか、元とるまで無理してでも飲むべきですよ!

ひろ
でも、無理して飲んだら次の日無駄にするかもですよ
逆に損しているかもですね

あき
確かにその通りだわ
でも、なんだかんだと無理しちゃいそうね(笑)
うっかりハマらないコツ

